

一幅の絵のような絶景を望む坊津の海岸、中でも坊浦の双剣石一帯は国の名勝に指定されています。 坊浦の入江に穏やかな波間に対峙するようにそそり立つ鋭く尖った二つの岩が双剣石です。 雌雄があり、大小の剣を立てた姿に似ていることからその名がつけられたと云われています。(命名は、唐人といわれています。)
大きい方は高さ27m、小さい方は21m。 岩上の松が風情を添えて、影を水に映している。 遊覧船での舟遊びや、貝取りの一日を楽しむのに好適の場である。



焼太刀の名に負う磯の岩が根は
ぬけ出てこそさやに見えけれ <八田知紀>
風光絶佳の地で、海底は、白砂清澄で白雪を敷いたように美しい。 坊津八景中の「網代夕照」はここである。 是非、訪れてご覧になってください。




また県下でも、有数のウミガメの産卵地でもあり、(産卵は5月中旬~7月中旬まで見られる)、絶滅の危機にあると云われる海亀や、世界で1700羽しか確認されていない珍しい渡り鳥クロツラヘラサギが飛来する等、大自然がここには残っています。
クロツラヘラサギ
名前のとおり、くちばしと顔が黒いのが特徴である。 クロツラヘラサギは、東アジアのみに生息し、万之瀬川河口には、例年冬季に約20羽ほど飛来し、華麗な姿を見せてくれます。



一昨年、近くの河原に『コウノトリ』が飛来! 兵庫県豊岡市から飛来した個体とのことで、たまたま居合わせた知人が望遠レンズでパチリ。






併設されている施設: オートキャンプ場、なぎさのプール、レンタサイクル、ローラースケート場、野鳥観察の家(緑の学習園)、人工芝サッカー場。







場所は、上中坊から栗野へ向かう市道・春日線の途中の小高い丘で「大山府君神(たいさんふくんしん)」と刻まれた石塚が残されており、一乗院への方向や距離が記されています。
現在では、道路事情の関係で利用客の多い南側の国道226号線の栗野峠付近を耳取峠と通称するようになり、明治時代の宮廷歌人・八田友紀の歌碑も建立され、ここからの開聞岳の眺望は絶景です。




渡し船の料金は、大人往復が1,000円程度。 渡し船の人に頼めば、浮輪や水中メガネ等も貸してくれます。 乗船して5分程で着きます。
海は、めちゃ綺麗(海底まで見える程の透明な水質)、そして綺麗な浜。
キメの細かい砂浜でシュノーケリングも出来ます。 サンゴをはじめ、いろんな種類の熱帯魚が沢山いますので、大いに楽しめます(岩場が有るため、サンダルを履いたまま遊ばれることをお勧めいたします)。
プライベート・ビーチ あじろ浜へ、是非とも訪れてみては如何でしょうか。







ことに水平線はるかに沈む夕日は言語に尽くせないものがあり、神秘的な色彩はしばし見とれる程の美しさです。 また断崖絶壁を曲走する付近の道路は、絶好のドライブコースとなり、広々と開ける東シナ海とリアス式海岸がことに美しく展望できます。
平成21年度に展望所の再整備が行われ、気持ち良い環境と旅人の絶好の記念写真スポットとして脚光を浴びています。


